清酒をしぼった後の上質な酒粕は水などを加え再度発酵を促した後、蒸留し焼酎となります。これを粕取焼酎といいます。※早苗饗(さなぶり)焼酎とも言う。
また、完全にアルコールを抜かれた酒粕は栄養価の高い肥料として土へ戻り、再び米を育てます。今でいう循環型の農業ということになります。
戦後の混乱期には粗悪酒の総称として「カストリ焼酎」と呼ばれていたものもありましたが、これとは全くので別物。現在の粕取焼酎(または酒粕焼酎)は、他の本格焼酎と比肩する独特の個性を持ちます。
さて、この大吟醸粕取は高精米酒の新鮮な酒粕を使い、再度花酵母で発酵をしたものを蒸留して、つぼで5年間熟成させた焼酎。
通年の酒粕焼酎と比べると、落ち着きのあるメロンなどの吟醸香と、粕由来の植物油のフレーバーを持つ。
少し高めのアルコールがグラッパを思わせるような舌触りがあります。
専用化粧箱があります。
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