諸説あるようで、簡単に造り手の説明をしますと1970年代後半にシャトー・ルパンに感化されながら1982年に脱サラ。苦労して1990年(89年?)に住居兼店舗、そしてサンテミリオンに畑を手に入れました。 1990年、寝食を忘れるほど没頭して栽培にいそしんだ果実は、醸造設備がなかったがために他の生産者の果実と混ぜられた生産者組合のワインとして世に出ました。 1991年、以前から交流のあった醸造家たちの協力を得て自宅ガレージで少量醸造。 現実や自然の厳しさを、パワーとしてうまいことワインに取り込み2012年にはサンテミリオン第1特別級Bに昇格。 (サンテミリオンの格付も訴訟だとかで限りなくグレーなイメージもありますが) グランヴァンの仲間入りを果たしました。 ちなみに、私が1990年代後半に購入した「フランスワインガイド」の評価を引用しますと、 「脱サラの40代の銀行員が1989年に畑を買って数年たたないうちにワインはグラン・クリュ以上の高価!それというのもある評論家が激賞したから。(―中略―)良い場所ではない。ワインの評価は目下のとこさまざま。」 と、当時は渋めの論調。 その後1999年にはマルゴーでマロジャリアなどのワインを手がける醸造家となりました。 さて、格付昇格というアニバーサルイヤーとなった2012年のヴァランドロー、無ろ過無清澄のワインは、インクのように濃い色彩、複雑さとフルーツのパワフルさを兼ね備えたワインとなっております。パーカーポイント95 |
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生産国: |
フランス |
地方: |
ボルドー |
地区: |
サンテミリオン |
種類: |
果実酒 |
分類: |
赤ワイン |
タイプ: |
フルボディ |
ヴィンテージ: |
2012 |
生産者: |
ジャン・リュック・テュヌヴァン |
等級: |
サンテミリオン第1特別級B |
原料品種: |
メルロ65% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニヨン、マルベック5% |
容量: |
750ml |