黒瀬杜氏という、明治時代から脈々と一族で焼酎造りを担っていた集団があります。 その一派の一人、故、黒瀬勉氏を抱えていた焼酎蔵です。 彼の逝去あと売り出された5年古酒の「形見酒」はもう飲むことのできない、芋焼酎の絶品です。 この助太刀は、麹米にヒノヒカリを採用。 一次仕込みを甕壷で行い、蒸留した焼酎に浮かぶ油分を濾過する際、量産品であれば、原酒をフィルターに通すことで均一に済ませるところですが、この焼酎は古式ゆかしく液面に浮いてきた脂分をひしゃくで掬い取る「手すき」で行います。 ひと手間かかる手すき濾過をすることにより、焼酎の本来持つ旨味、個性、柔らかさを酒に残すことができます。 外気が15度くらいの環境下で、酒瓶を光にかざすと浮遊物(焼酎の花)を確認することができました。 |
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地方: |
鹿児島県 |
地区: |
指宿市 |
種類: |
本格焼酎 |
分類: |
芋焼酎 |
品種: |
黄金千貫(南さつま産) 米麹(ヒノヒカリ・白麹) |
生産者: |
中俣酒造(株) |
容量: |
1.8L |
アルコール度数 |
25度 |