の日は休業しています。

杜の蔵「槽汲み」2018BY 行って参りました。写真がやや斜めでごめんなさい。

2019/02/07
by 青木 敬一
杜の蔵「槽汲み」2018BY
メールマガジンでほんのり紹介しましたが、ピチピチの新酒を買い付けに行ってきました。
造り手は、久留米市三潴町の杜の蔵さん。米の品種や酵母の違う6種類の純米大吟醸、純米吟醸の中からいくつかチョイス。フレッシュさの残るうちに販売するという概要です。
買付日は前もって決まっており、3年前のその日は大雪の中行われました。天気がいいと電車で最寄り駅からすぐ着くんですが、大学入試のシーズンですので天候も体調も荒れがち。その大雪の日など、普段駅から徒歩5分もかからない道のりが慣れない雪道となってしまったので、15分以上かかりました。

2019年(平成31年)1月27日
今年の買付日は、私の日ごろの行いがいいのか(?)、晴れてうららかな日和の下で買い付けが行われました。蔵の前にある梅の木に色づいたつぼみと花びらが春を予感させる色合いを見せています。
開場には山田錦から醸された純米大吟醸が2種類、夢一献から醸された純米吟醸が4種類並んでいます。
選択基準はまず、純米大吟醸は2種を比較して香味が大人しい方を選び、夢一献は、純米大吟醸も含め味わいの個性がなるべくかぶらないものを選びました。とはいえ、14号と15号は価格差が面白いと思い、あえて選びましたが・・・。

さて、製造担当の皆様の言うところ、お米の作柄は前年並みの「やや硬め」
酒にする際、溶けやすく味の乗りのしやすい年となったそうです。とはいえ、詳しい事は飲んでみないとわかりませんね。

※画像をタップすると各種販売ページに移動します。
杜の蔵 槽汲み純米大吟醸 無濾過生原酒 第14号仕込み山田錦 720ml
杜の蔵 槽汲み純米大吟醸 無濾過生原酒 第14号仕込み山田錦 720ml

2017BYより、山田錦で仕込む槽汲みはこれまでよりも精米歩合を深くし、純米大吟醸として発売されています。
この14号は、9号系酵母を使用。
(大元の9号酵母が変異したものを抽出培養したもの)
たっぷりとした米のうまみを感じ取ることができ、程よい吟醸香があります。
懐かしささえ感じさせる純米大吟醸の充実感をふんだんに味わうことができます。

杜の蔵 槽汲み純米吟醸 無濾過生原酒 第15号仕込み夢一献 720ml
杜の蔵 槽汲み純米吟醸 無濾過生原酒 第15号仕込み夢一献 720ml この15号仕込は夢一献を9号系酵母で醸したお酒。
吟醸香はさほど感じさせず、麹香を感じさせる。米の優しくもふくよかな味わいを楽しめる。のどごしも滑らかで、新酒なのに落ち着いた雰囲気を出している酒飲みが好みそうな味わい。
14号の純米大吟醸にどこか似た余韻があるお酒です。
杜の蔵 槽汲み純米吟醸 無濾過生原酒 第17号仕込み夢一献 720ml
杜の蔵 槽汲み純米吟醸 無濾過生原酒 第17号仕込み夢一献 720ml 昨年(2017BY)よりの試み、福岡県生まれの酵母「ふくおか夢酵母」を用いて夢一献を醸しています。
柚子やグレープフルーツのような柑橘系の含み香を感じました。若くカジュアルさのあるさわやかな味わい。
18号の香味を桃色と例えるなら、この17号は黄色いという感覚。
後味に軽くほろ苦さを感じさせ、今年もピノグリージョの白ワインを連想しました。
杜の蔵 槽汲み純米吟醸 無濾過生原酒 第18号仕込み夢一献 720ml
杜の蔵 槽汲み純米吟醸 無濾過生原酒 第18号仕込み夢一献 720ml 9号系(大元の9号酵母が変異したものを抽出培養したもの)を用い、夢一献を醸した純米吟醸です。
15号と同じセパージュ、書面上のスペックも似た数値が並んでいますが、口に入れてみるとまったくタイプの違う酒質となりました。
シリーズの中で一番華やかな吟醸香を含み、若干含まれた炭酸ガスも助けとなりで軽快な口当たりです。
17号を黄色と例えるなら、この18号は桃色を思い浮かべる。

コメント

投稿はありません

新規投稿